活動計画・報告 2009年

第3回NPOハワイシニアライフ協会2009年会員年次総会

 

ハワイシニアライフ協会会長
坂井諒三

会長挨拶
2009年報告

 「大成功の2年目を振り返る」


第3回NPOハワイシニアライフ協会総会を本日この由緒あるエルクスクラブにて開催させていただきますことは大変光栄であります。まず、最初にこのような素晴らしいクラブをご紹介いただきましたジニイ・フォーガティさん(当協会理事並びにエルクスクラブの会員)には感謝をさせていただきたいと思います。又、本日の総会を開催させていただく為にご努力いただきました副会長、専務理事をはじめとする関係各位の方々、及びボランテイアの方々にも深く感謝をいたしたいと思います。

思い返せば昨年このエルクスクラブにて設立1周年の総会を開かさせていただき、会員の皆様にご報告させていただきましたのが昨日のように思われます。光陰矢のごとしです。当協会はその大きな目的は3つあります。

  1. 会員の皆様のハワイでのアクテイブシニアライフの実現のサポートであり
  2. ハワイにおいて日米シニアのお友達つくりのサポートであり
  3. シニア同士の交流による日米親善と世界交流の草の根活動であります。

今年2009年は2年目を終えることになります。


(1) 2009年活動の総括

今年の活動は全体的に申しまして初年度2008年度の成功のステップの継続とにつきると思います。その強化2008年はいわゆる“一気呵成に怒涛の如く"このハワイシニアライフ協会を立ち上げるのに無我夢中の1年でした。

今年2009年は①その勢いを継続しながら(成功のステップの継続)②かつ会員数が増えても質を落とさないことが第一の我々のめざしたところでありました。その為に6つの目標を掲げました。

第1は成功ステップの継続であり(2)は質を落とさないこと(3)会員の希望調査を行うことであり(4)他団体とのコラボレーションであり(5)我々しか出来ない活動の推進であり(6)財務体制の強化でありました。結果的にみますと(5)の我々しか出来ない活動の推進と(6)財務体制の強化以外はBESTをつくし大成功に終わった年だと思います。

内容を検証してみたいと思います。第1は成功ステップの継続です。毎週金曜日のイベント活動の強化、サークル活動の拡大、ニュースレターの内容充実、インフォメーションセンターの更なる強化、ボランテイア活動の拡充などであります。これらは成功をおさめました。年間には2000人を超える会員の皆様が当協会の毎週金曜日の定例イベントにご参加いただきましたし、サークル活動では新しいサークル活動も生ましたウクレレレッスンなどです。新しいサークルとしてスタートとした「クプナアイランダース」が演奏活動まで発展しクアキニ病院まで慰問にいきました。又、土曜日の朝の気功エクササイズもコンスタントに30名を越えます会員の方々がお集まりいただいておりますし、般若湯の会(美酒を飲んで浮世を語る)も楽しいお酒の会なりました。この度新しく映画鑑賞会(DVD)や室内ゲームの会もスタートする予定です。又以上のような定例イベントに加えスペシャルイベントを27回も開催及び協賛しました。次のようなスペシャルイベントを実行いたしました。

  1. 第1回日本支部アロハ会開催(10月)
  2. バカラ(Baccarat)で楽しむすてきなパーティ(11月)
  3. フォスター植物園ガイド付ツアー(11月)
  4. 芥川賞作家、玄侑宗久師講演会(12月)
  5. ホノルルマラソン・レースディウォーク(12月)
  6. クリスマスパーティの集い(12月)
  7. マジックアイランドで初日の出を拝んで、気功のエクササイズ(1月元旦)
  8. ハワイ出雲大社とソニーオープン練習ラウンド見学(1月)
  9. 陶芸の体験(コーナー)教室(2月)
  10. ウクレレピクニックに参加(2月)
  11. 春山満講演会「闇に活路を」(3月)
  12. 「御輿でわっしょい」ホノルルフェステイバル参加(3月)
  13. 「アロハ将棋祭り」の開催(4月)島9段佐藤棋王の参加
  14. 第2回日本支部アロハ会開催
  15. 「日野原重明」聖路加病院院長の講演の共催(4月)
  16. 稲盛和夫講演会
  17. 秘境の大地クアロア牧場ツアー(5月)(7月)
  18. アロハピアノフェステイバルへの共催(6月)
  19. 第1回チャリティゴルフコンペークアキニ病院へ寄付―(6月)
  20. 「仏教彫刻レッスン」開催(6月)
  21. 「独立記念日をワイキキ・ヨットクラブで楽しむ会」の開催(7月)
  22. 「歌と押し花絵でつずる日本民話の集い」主催(8月)
  23. 「天皇皇后両陛下晩餐会」への参加(7月)
  24. 「ワイキキビーチクリーンナップ作戦」に参加(8月)
  25. 「ハイキングで楽しむ会」に参加(7月)、(9月)
  26. 「ビショップミュージアム」特別ツアー開催(9月)
  27. 総会記念講演「すばるが歩んだ10年」国立天文観測所所長林正彦博士(10月予定)

何と平均1ヶ月2回以上のスペシャルイベントを開催しており、延べ700名以上の方々に参加いただきました。これに関わりました協会事務局の方々や行事企画委員の方々やボランテイアの方々の大きな支援のお陰であり、ありがとうございました。最近ではハワイのイベントはハワイシニアライフ協会にコンタクトを取って見るという風潮も出始め今後もこのスペシャルイベントは続けていきたいと思っております。これによってもっともっと会員の皆様に愛され、何かおもしろい組織として常に生き生きした会になりたいと思っております。


(2) 入会者数と会員数の推移

  1. 個人会員
    2009年9月現在の当協会入会者数は766名になりました。これは2008年9月の508名に対して50%増であります。次に退会者を含めました現在の会員数をみますと現在の会員数は600名となりました。その内訳は夫婦会員が353名(59%)であり個人会員は245名(41%)、寄付会員が2名となります。つまり当協会はご夫婦でお入りになっている会員数が個人会員よりも上回っており、これが当協会の特徴でもあります。地域別に見ますと日本会員は426名で71%を占めておりハワイ会員が169名で28%となります。その他地域はカリフォルニア、ワシントン、カナダ、グアム、オーストラリアと続いております。日本会員の3倍がハワイ会員つまり3:1の割合になっております。
  2. 法人会員
    法人会員数は36社となり5社ばかり増えました。今後はもう少し法人会員の数を増やす予定であります。法人会員の皆様にはその特典として法人会員様の(広告)紹介ページを当ウェブサイトに掲載させていただいております。
  3. 目標
    2010年のターゲットは個人会員1000名、法人会員40社が目標です。これを達成する為に現会員のご紹介ポイント制キャンペーンを行う予定になっております。

(3) 定例活動実績

2009年の活動実績について述べさせさていただきたいと思います。今年度は何と2000人の方々にご利用いただきました。

  • 第1週金曜日「ファーストフライデー探索」
    都会的な芸術の街に生まれ変わったダウンタウンで、飲茶デイナーとアートギャラリー探索を満喫いたしております。
  • 第2金曜日は、「アクテイブシニア・セミナー」であります。
    在住理事や専門家たちが毎回テーマの異なる無料セミナーを開催しております。ハワイ暮らしに役立つ情報がいっぱいであります。
  • 第3金曜日は、「ワイキキ・ヨットクラブでの昼食会」
    会員制ヨットクラブのオープンエリア・ダイニングで開放的な気分に浸りながら、ランチと交流会を楽しんでいただいております。多数のお友達を作っていただいております。
  • 第4金曜日は、「パールカントリー・ゴルフ会」
    すばらしい眺望のパール・カントリークラブで、ハワイならではの楽園ゴルフをエンジョイしていただいております。

以上のような金曜日イベントに加え来年度はシニアーチューズデイを新しく加えたいと思っております。「映画鑑賞会」と「室内ゲーム会」「ハワイの歴史ツアー」を考えております。最初はサークルとしてスタートし、将来は定例イベントに定着できればよいと考えています。


(4) ボランティア活動

これらの定例イベントとスペシャルイベントの実施につきましては9名の執行役員32名の理事の方々、I.C.C.イベント委員会の役員のボランテイア活動に加え毎回のように汗水を流していただいております87名を超える草の根ボランテイアの方々の活動があります。本当にこのボランテイアの皆様の活躍なしに当協会の活動は存在いたしません。ここに会長として深くアロハの感謝をささげたいと思います。皆様にはガソリン代をも支払うことなく心苦しく思っております。皆様に表彰状を差し上げたいのですが別紙ボランテイアとしてご活躍していただいた方々としてお名前とボランテイア内容を掲載させていただきます。皆様お名前を掲載させていただくことでお許しください。ありがとうございました。


(5) 日本支部会の充実/ハワイ島コナ支部の交流会スタート

今年度は日本支部(日本オフィス)が会員の方々の為のサービスを向上し、充実して参りました。年2回の日本会員の方々の日本での集まり「アロハ会」が充実してまいりました。今年は、4月10日、第2回アロハ会を赤坂バードランドで開催し、110名の参加がありました。11月3日に第3回アロハ会を東京アメリカンクラブで企画しております。これに加えることに「サロンデヒスレア」の会という関東支部の集まりもスタートしましたし、ゴルフ大会が日本で予定されております。5又、関西支部もシニアフライデーにデイナーの会がこの度スタートいたしました。又、ハワイ島コナ支部内での交流もスタートいたしました。ハワイ島コナ支部も来年は隔月ごとにゴルフ大会とその他の企画を考えております。


(6) 会員の為のサービス向上

会員のためのサービスを第1プライオリテイとして考えて参りました。その為に4月に実施した会員の方々へのアンケートに基づきいろいろな改善を行って参りました。

  1. 会員お得情報の充実
    毎月のイベント情報に当協会の趣旨に賛同された地元の企業様から多くの特典をいただき、会員様にご提供を始めました。現在は30社のハワイの地元企業から平均10~25%のディスカウント及びその他の特典を会員の皆様にいただいております。是非、会員証をご活用ください。
  2. 日本会員のハワイ特別ツアーの企画
    多分実現は来年2月頃になると思いますが、ハワイ会員の独自企画での日本会員皆様へのハワイ特別企画ツアーの開催の企画をしております。
  3. ハワイでのイベント数の増加
    新しいスペシャルイベントが目白押し
  4. ハワイ便り/イベント情報/インフォメーションセンターの充実/ウエブサイトの更新
    今年は内容的にプロフェショナルに徹し質の向上に努め皆様からの高い評価を得る事ができました。

(7) 事務効率アップ

昨年来の課題でありましたコンピュータのデータシステムが完成、いよいよ今月より稼働を始めました。従来、皆様からご提出いただいた入会申込書の内容を手入力でコンピュータに登録していましたが、インプットの際に住所、Eメールアドレス、その他の入力ミスが懸念されていました。今回のシステム完成で、その懸念は限りなく小さくなりました。次に、年会費等のお支払いがクレジットカードを使って全てオンライン上で、セキュリティも十分保障された環境でしていただけるようになりました。これにより、クレジットカード番号をファックスで送ったり、銀行へ行って送金手続きをしたりする煩わしさがなくなります。さらに、「ハワイ便り」「イベント予定」のEメー発信と郵送発送も、全てシステム上で管理されますので、より間違いなくスピーディに行われす。そして、もっとも重要なことは、システムの完成により、当協会の会員がどんなに増えても、きちっと対応できるようになったことです。


(8) チャリティ活動

年2回のゴルフ大会を通じハワイの地元社会への貢献を始めました。第1回クアキニ病院チャリテイゴルフは6月23日にパールカントリークラブで開催され、2500ドルの寄付を行いました。第2回は来年2月17日にゴルフ大会を行い地元日本人学校に寄付する予定であります。


(9) 協会に対する寄付

  1. 法人会員や大口寄付の皆様への感謝
    ここで、感謝をこめて皆様にご報告したいことがあります。いろいろな活動をここまでやってこられたのも、当協会の趣旨に賛同し、ご参加いただいた法人会員、寄付会員の皆様の会費という形の資金のご提供があって初めて可能であったということです。また、Friends of Hawaii Charities, Inc.様からの7000ドルの助成金も私たちを大きく勇気付けてくれました。皆様に厚く御礼申しあげます。今後ともよろしくご支援のほどお願い申しあげます。
  2. 会費納入時にご寄付いただいた皆様への大感謝
    又これまで会費納入時にご寄付いただいた方又今回総会時に寄付頂いた方々又イベント開催時にご寄付をいただいた方々にこの場をかり厚く御礼申し上げます。今後も当協会として小口寄付は大変ありがたくお受けしたいと思います。いずれハワイ便りを通じましてご寄付頂いた方のご芳名を公表したいと思っております。


(10) わかりやすいキャッチフレーズで皆様に愛される会

当協会は皆様に愛される会としてわかりやすいキャッチフレーズを使用するように心がけております。「スポーツも人生も後半戦がおもしろい」「アクテイブシニアライフ」「皆様に尊敬されるボランテイア」をもっと浸透させるよう努力して参りました。今後とも新しくとシンプルでかつ的を得たキャッチフレーズを使いでわかりやすい行動目標と組織にして参ります。


では次に2010年度(2009~2010)の活動方針についてお話しさせていただきたいと思います。

  1. 新しい飛躍の年にしたいと思います。
    過去2年の成功ステップを継続し、より強化にステップアップしたいと思います。イベント活動、サークル活動、ハワイ便り、イベント情報、インフォメーションセンター、シニアライフカフェ、ボランテイア活動の強化を2009年を土台にもっともっと飛躍したいと思います。その為には、(1)会員の皆様との密なる情報交換(2)日本支部を中心とした各支部へのサポート及び(3)新会員の獲得、紹介キャンペーン(4)日本会員のハワイツアー(5)ハワイ会員の日本訪問ツアーの実施などあらゆる努力を行い一生懸命働きたいと思います。
  2. 会員のベネフィットの増加、強化を図りたいと思います。
    会員お得情報への更なる増加/滞在型、ゆとりツアーを特別料金で提供/各支部内部での会員交流の促進/ハワイでのイベント、サークル活動の増加/日本会員のハワイでの講演サポート等を通じもっともっと会員の皆様が当協会を使っていただき喜んでいただくことに努力したいと思います。
  3. 会員数が増えても質は落とさないようにしたいと思います。
    ボランテイアの増加/バックアップシステム/ボランティアトレーニングの強化/事務の効率化により会の質の低下は絶対にいたしません
  4. 強靭な財務体制の構築を図りたいと思います。
    スペシャルイベントによる収入アップ/各イベントごとのDONATIONのお願い。当協会を真にバックアップをしていただく方々のフォロー/各プロジェクトごとに利益確保等により収入UPを図りたい。
  5. ハワイシニアライフ協会でしか出来ない活動を推進していきたいと思います。
    日本人の忘れた心インハワイシリーズ/青春時代の忘れ物復活シリーズの推進/ハンデイキャップ支援ツアーなどの特別ツアーの推進をはかりたいと思います。
  6. 以上の様な活動方針を実施に移す際特別プログラムを推進したい。
    1. 会員紹介プログラム
    2. 新規会員プログラム(ジュニア会員、VIP会員、等の区分)
    3. 日本会員のハワイ特別ツアー、ハワイ会員の日本ツアー

会員数目標は、個人会員1000名、法人会員は40社が一気呵成に2010年に達成したい目標であります。

最後にハワイのシニア協会会員は(1)人と競争しない(2)人をうらやましがらない(3)お金に振り回されない方々の集まりです。

2010年度は新しい飛躍の年です。益々会員の皆様へのベネフィットの増加を図りたいと思っております。かつ会員数が増えても質を落とすことなく当協会でしかできない活動を推進して参りたいと思っております。日本語を話すシニアの方々がハワイでアロハスピリッツを十分満喫しながら心豊かなアクテイブライフを実現されます様に支援させていただきたいと思います。

2010年も皆様と共にがんばりたいと思います。
“スポーツも人生も後半戦がおもしろい"
“ハワイで過ごすアクテイブライフ"
をお楽しみください。

本日の特別講演、国立天文台ハワイ観測所所長、林正彦博士の「すばるが歩んだ10年」日常を忘れ壮大でロマンテイックな宇宙の話もお楽しみください。ご清聴ありがとうございました。